課題に向け


NESTの取り組みは着実に成果を上げてきた。静岡県がホームページにアップした26年度の就労継続支援A型の平均給与では、126,188円でトップに輝いた。就労継続支援B型は月額21,917円で21位であるが、181施設の中で上位とさほど差はないと捉える。就労支援とは給与や工賃だけでサービスの質を計れないが、重要な尺度と言える。

 

何故A型はトップを取れ、B型は21位なのかを分析する必要がある。A型にはフジ化学という安定した製造ラインが用意され、A型に配置された支援員の惜しみない努力の結果で有り、労働に対して利用者も職員も統率力に優れている事が大きい。

 

(灯台下暗し)B型も、それらをお手本にして静岡県で1位という実績目標を達成しなければならない。しかしながら、それらを課題とする前に、まだまだ出来る事が有るだろう。もう少し問題点や課題を探っていくとB型の利用者の出勤率に着目する事が出来た。

 

定員20名で現員は19名であり、欠席する方、週の利用が半分ぐらいの方、決してその利用者に問題があるのではなく、B型事業所としての前向きな取り組みが求められる。

 

個人的な見解として、就労継続支援A型の利用者は雇用関係を結んでいるため、通勤は必然的に自力出勤で良いと思われる。就労移行支援も2年間の有期限で一般就労を目標に訓練に入る為、自力通勤が望ましいと思われる。しかし就労継続支援B型を利用される方の中には、福祉的就労・生きがい労働をニーズとする方もいる。高齢でも働きたい。麻痺があっても仕事をしたい。僻地で交通手段が無いけれど就労したい。そのようなニーズに対応する努力が、事業所として出勤率を高めB型の平均工賃アップにつながっていくと考えられる。更に現状のB型利用者に関しても自力で通所してこれらないなら、こちらから迎えに行くという様な発想の転換によって出勤率は高くなると思われる。

 

就労継続支援B型の利用者が1ヶ月(22日)の施設利用で約15万円の給付費が、事業所に入ってくる。今後は修正される方向だが、現状は3ヶ月を越えなければ定員の125%までは認められる。事業所の収入が上がれば、今後の支援体制や事業計画等々の展開の可能性が広がり、職員への一時金等の還元も期待できる。また利用者へのサービスの質も向上していき施設として良いサイクルに入っていくだろう。

 

B型の利用者が増えるにあたって、職員が懸念する事として空間的なキャパと利用者間のトラブルによる事故や怪我が挙げられる。そのリスクを最小限にする方策を段階的に考えれば、当初は障がいが安定していて意識が高く集団活動に馴染み易いと思われる利用者の獲得に動く必要がある。関係機関等に理解を求めてリサーチしていきたい。それに合わせて作業スペースの確保、作業内容の開拓も進めていかなければならない。

                                        三浦 豊

 

2016-01-13 11:04

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